空き巣のターゲットの条件は立地にもあった!狙われやすい立地とは?

空き巣はどんな家やマンションを狙っているのでしょうか。狙われやすい条件は立地にもあるようです。

空き巣のターゲットにならないために狙われやすい立地を知っておきましょう。

 

1.統計から見た空き巣の被害状況

警察庁の統計では、空き巣は2002年をピークにして年々減少していますが、

まだまだ全国で一日に約200件の被害が発生しています。

2017年の統計データでは侵入盗の内、一戸建て住宅への侵入は約41%で、共同住宅への侵入は約16%になっています。

侵入盗では半数以上が住宅が狙われているのです。住宅に次いで多いのが商店ですが、

住宅は商店に比べて防犯意識が低いのが理由のひとつでしょう。空き巣被害の約50%が鍵のかけ忘れによることからも分かります。

また、侵入手口も進化しています。窓ガラスを割って侵入する手口が25%以上にもなりますが、

小型のガスバーナーを使って、ガラスの割れる音を小さくする手口も増えつつあります。

 

2.空き巣の嫌うことは何?

空き巣が嫌うことは「音」「光」「人目」です。

そして「時間」をかけないで侵入できて、「逃走経路」を気にしています。

明るい場所はもちろんですが侵入するときに音がすると見つかりやすくなりますね。

人に見られていては当然ですが侵入できません。

 

3.空き巣は下見をしている?

日本都市計画学会の2009年の報告では、空き巣は約50%が下見をしているようです。

それも何度も下見をしています。ご紹介しましたように、空き巣には嫌いなものがあります。

下見はその嫌いなものがないか、を確認することが大きな目的です。

そして、その嫌いなものがない場所が空き巣にとって「入りやすい」場所になります。

もうひとつが「逃げやすい」場所です。空き巣にとって最大のリスクは捕まってしまうことです。

万が一侵入するところや盗んだ後に家を出るところなどを見つかっても逃げられる場所であることが大事なんです。

空き巣にとって「入りやすくて、逃げやすい」場所が狙いやすい場所と言えるでしょう。

 

4.空き巣に狙われやすい立地とは?

それでは空き巣に狙われやすい立地とはどんなところでしょうか。

戸建て住宅やマンションでは侵入の手口が多少違っていますが、狙われやすい立地に関しては大きな違いはありません。

空き巣は人目に付かないで侵入して、捕まらないで逃げられる場所を下見しています。

お金があるかどうかは二の次なんです。警視庁が元空き巣に聞き取りをした結果を元にして狙われやすい立地をご紹介します。

 

①公園が近い

住まいを選ぶときに近くに公園があると良い物件だと思っていませんか、

お母さんは子供を遊ばせたり、休日には家族揃って散歩などには良い環境ですね。

でも、空き巣はそんな場所を好んでターゲットにしています。

公園はビジネスマンや作業員などが休憩もしています。空き巣が公園に長時間いても自然に溶け込んでいられます。

空き巣にとっては人目を気にしなくても良い場所なんです。

神社やお寺などの近くも同じような理由で狙われやすい立地になります。

見かけない人がそこにいても、なんの不思議なこともありません。有名な観光スポットの近くも狙われやすい立地と言えます。

 

②線路や幹線道路沿い

空き巣が侵入する手口で多いのが窓からの侵入です。これは、戸建住宅ややマンションでも同じです。

鍵を締め忘れている窓から侵入することもありますが、施錠されていればガラスを割って手を差し入れて錠を開けます。

線路があれば電車は通るときに大きな音がします。幹線道路には車がいつも走っていて大型の車両も通ります。

道路や幹線道路が近くにあると、ガラスを割るときの音が目立たなくなるからです。

 

③新興住宅地

新興住宅地も空き巣に狙われやすい立地です。

振興住宅地では建物を建てていたり、引っ越し作業をしていたりしています。

大きな音がすることもあります。作業服を着ているだけで不審者と思われる危険性はグッと低くなります。

住人にしてみれば急に大きな音がしても驚かなくなります。ガラスが割れる音がしても不思議ではないんです。

工事現場には、脚立など足場を確保する道具もあります。

振興住宅街では、生活環境が整っていないこともあります。

近くに金融機関やコンビニがなければATMも遠くになり、自宅に現金を置いてあるだろうと見ているのです。

 

④角地

角地の家は日当たりが良いことや開放感があって良い物件です。

また、人目に付きやすいこともあって空き巣は敬遠することが期待できます。それでも、空き巣は別の理由で角地を狙っています。

角地に建つ家は、二面が道路になっていますので、下見のときに家の周囲を確認することができるんです。

裏手の出入り口や窓などもよく見えます。また、万が一見つかったときにも2方向に逃げ道を確保できます。

 

⑤コンビニやスーパーの近く

空き巣は人目を気にするもの!なのですが、それは不審者として見られることを嫌うのです。

不特定の人が出入りする場所は空き巣にとって都合が良い場所なんです。

コンビニやスーパー、商店街はそのような理由でウロウロしていても不思議な光景ではありません。

コンビニの前でゆっくりと下見をしていても怪しまれることはありません。

じっくりと眺めて侵入のシミュレーションをしているかも知れません。

 

⑥建物の周りに大きな木が多い

住宅街の周りやマンションの周りが大きな木が多いのも狙われやすい立地になります。

住むための環境としては良いかも知れませんが、防犯の観点からすると好ましい立地とは言えません。

このような場所は侵入の目隠しになる場合があります。

間に道路などがある場合は危険性も少なくなりますが、人通りがなければ効果は薄いようです。

部屋からではなく外部から眺めて死角がないか確かめることが重要です。

 

⑦駅が近い

駅が近いことも空き巣に撮っては都合が良い立地と言えます。

その理由は目立たないということよりも、逃げるのに都合が良いんです。

万が一見つかった場合でも、人混みに紛れて逃げることができます。電車に乗れば短時間で遠くまで離れることもできます。

 

⑧近くに工場がある

近くに工場がある場合も、侵入するときの音やガラスを割る音をかき消してくれる効果があります。

また、脚立など足場に使えそうな道具が無造作に置かれていることもあります。

 

⑨路地裏の真ん中

路地裏の住宅も昭和レトロな雰囲気があって住みたい場所かも知れませんが、空き巣には狙われやすい立地です。

細い道路が抜け道のように走っていたり屋根と屋根がくっついていたりして、空き巣にとっては入りやすくて逃げやすい立地なんです。

 

まとめ

空き巣に狙われやすい立地をご紹介しましたが、いかがでしたか?

お住まいの場所を思い浮かべて思い当たることはなかったでしょうか。

空き巣の手口は、一般の人が考えていることを超えています。

狙った家や部屋にはほとんど侵入することができると言われています。

狙われやすい立地であれば、侵入の可能性はさらにアップします。

それでも、対策をしてすればしっかりと空き巣被害から守ることもできます。

狙われやすい立地を理解した上で、弱点を強みに変える対策を考えてみましょう。

 

執筆者:Moly編集部

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