大晦日は人肌を求める子が急増!?不安への寄り添いが大事

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大晦日は不安な気持ちが大きくなりがちな日でもあります。居場所がないと感じる子も決して少なくありません。大晦日は居場所のない子からのSOSが発信されやすい時期でもあります。

大晦日に訪れるさびしいという気持ち

年末年始、特に予定がなくても、なんとなく友人と一緒にいたかったり、家族と一緒にいたかったりすることはありませんか?

大晦日や元旦というのは年の終わりと始まりであり、年が変わるというだけで、それまでの風景や物が違って見えてくることが多いです。実際に何かが大きく変わるということはありませんが、気持ち的な面で大きな変化を人にもたらしていく日とも言えます。

この変化に対して「さびしい」「不安」という感情を抱く人も決して少なくありません。なんとなく友人や家族と一緒にいたいというのは少なからずその影響が現れているとも考えられます。

家族、友人がいるからこそさびしい・不安な気持ちを発散することができますが、家族や友人に頼れない、いわゆる居場所のない子・未成年が増えてきている現状があります。

居場所を作るのに大変便利なSNS

近年良い意味でも悪い意味でも話題になっているのがSNSです。

警視庁から出ている「平成29年におけるSNS等に起因する被害児童の現状と対策について」によるとSNSによる事件被害児童数は過去最多という結果が出てきています。

この背景には居場所の少なさ等も影響していると考えられており、SNSを通じた不特定多数の人との接触を通じて、居場所を作ろうとしている子が多くいるとも考えることができます。

家に居場所がない、友人がいないという状況において、未成年であっても簡単に人と知り合い、時間を潰すことができるということです。

常日頃から自分の居場所がない子にとってみれば、さびしい・不安を感じやすい大晦日に居場所を見つけようとした場合、SNSは非常に都合の良い存在ということになります。

仲間を見つけることができたり、同世代同士のコミュニティー(グループ、居場所)に参加できればまだ良いのですが、問題として悪意のある大人や人物と出会い、児童売春や児童ポルノ等につながってしまうリスクがあるということを忘れてはいけません。

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居場所の選択を多く提示していくことが大切になってきている

大晦日に居場所を求める子は、常日頃から居場所を求めていることが多いです。大晦日は常日頃から抱えている不安がより大きくなってしまう日でもあり、普段だったら手を出さないような情報に手を出してしまうリスクもあります。

逆に言うと、SNSを通じて日ごろの寂しさを発信しやすい状態でもあると考えることもできます。

家に居場所が確保できるように、家族が寄り添うことも大切ですが、思春期を迎えている子であると、家族からのアプローチにも限界があることが少なくありません。

家族での居場所にこだわらず、同世代の友人含め、数多くの居場所を提示していくことが今後は大切になっていくでしょう。今現在では居場所を作ろうとするNPO法人や社団法人等が増えてきています。

居場所のない子がこのような法人を知っておくことも大切ですが、家族を含めた大人がこのような居場所について関心を持ち、選択肢の一つとして子どもに提示していけるようになることが今後大切になってくるのではないでしょうか。

そして、家族としても頼れる第3者を見つけ、何かあればそこに相談できるようにしておくという体制作りが求められてきています。家族支援に力を入れている団体も増えてきています。

また、発信されたSOS信号が、居場所のない子にとってプラスになれるような大人へつながるシステム作りも急務であると言えるでしょう。

※今現在、アウトリーチという形でこれが支援の形として作られつつあります。アウトリーチというのは、支援者のほうから支援を必要としている人へ赴く考え方であり、SOS信号を受け取るのではなく、こちらからキャッチ「しに行く」支援と考えることもできます。

まとめ

めでたい日である大晦日の裏では居場所を求めてさまよう子がいるということ、そしてそれをどうにかしようとしている大人もいれば、悪用しようとする大人もいるということです。

不安な気持ちが大きくなる大晦日は子どもにとってSOSを発信しやすい日でもあります。制限や規制だけでなく、SOS信号をキャッチできるように寄り添うことや、居場所の選択肢を多く見つけていこうとすることが大切と言えるのではないでしょうか。

 

執筆者:Moly編集部

 

 

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