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もう許さない!痴漢が起こるのは混んでいる場所?そこには犯人の罪の認識の甘さもあった

多くの女性たちが満員電車を利用しているでしょう。

大勢おしくらまんじゅうの異質な空間で体調不良が起こったり、喧嘩になったりトラブルもとても多いです。一番トラブルが多いのが痴漢被害です。

電車はただ混雑するから痴漢被害が出てしまうのでしょうか。もう少し踏み込んで検証してみましょう。

さらにいま痴漢はどのような罪に問われているのかもここで確認しておきましょう。

むかし、軽度の痴漢は刑法に当てはめることが出来ず、見逃されていたのかも。

その傾向が痴漢人口を高めたのかもしれません。

 

1.痴漢とは

ある保険会社の調査では、女性の2人に1人は痴漢被害に遭遇しているということです。

もちろん痴漢犯罪は、電車だけでなくいろいろな場所で起きています。

痴漢とは何かといえば、以下のような行為を言います。

衣服、下着の上または身体に直接触れて手で下半身や尻、胸といった場所を撫で回すこと。

背後から密着し、身体、股間を執拗に押しつけること。

衣服のボタンやブラジャーのホックを外す行為。

エスカレーターや階段などの場所で、スカート内をカメラやビデオで盗撮する行為などです。

痴漢と盗撮をわかりやすく分けているケースが多いですが、盗撮も痴漢行為のジャンルのひとつです。

盗撮犯も電車だけでなく、駅構内やショッピングセンターなど様々な場所に出没します。

 

手で触るだけでなく、身体や股間を押しつけることもあり、盗撮では身体が触れることはありませんが、

公の場で相手の意に反して性的行為を起こしてしまえば、それが痴漢ということになります。

刑法には痴漢罪というものが存在しません。それがいままで痴漢という認識をぼやけさせてしまった原因のひとつでしょう。

痴漢をしても逮捕なんてされないという認識もあり、痴漢率を高めたともいうことができます。

しかし現在は状況が違い、「強制わいせつ罪」、さらに「迷惑防止条例違反」、「公然わいせつ罪」、「軽犯罪法違反」、「器物損壊罪」と言った様々な法律をあてはめて厳しく罰せられることになります。

 

満員電車という場所は、いつ痴漢が起きてもおかしくない状況下にあります。痴漢とは、混み合った電車の中で起こるイメージが非常に強いのではないでしょうか。

特に昔から言われているのは、埼京線で起こる痴漢です。

ただし、最近では埼京線がワーストワンという訳ではありません。

埼京線に防犯カメラが設置されるようになり事態は大きく変わったと言っていいでしょう。

痴漢対策として、防犯カメラは効果的であることはあきらかであり、今後そのような防犯カメラが設置されている電車はどんどん増えて続けて行くことでしょう。

それ以前、埼京線に痴漢が多いという記事ばかりが世間に出回ってしまい、逆に犯人たちの欲情をかきたてて痴漢の聖地にしてしまったかもしれません。

わざわざ埼京線まで来て痴漢をする人も少なくなかったと言われています。

 

①なぜ埼京線に痴漢が多いのか

なぜ、痴漢たちは埼京線という場所に多く群がったでしょうか。埼京線は、板橋から池袋の朝の混雑率は183%と言います。

それは混雑しているから痴漢が起こるということではなく、それ以上朝混雑している電車は他にもあると言っていいでしょう。

ただし混雑状況を言えば、埼京線の場合かたよりが大きくて、大宮寄りの場所ほど混雑度が激しいと言います。

新宿も渋谷も、埼京線のホームは比較的離れた場所にあって、改札は大宮寄りです。そして今回防犯カメラを設置したのも、大宮寄りの車両(1号車)が最初でした。

埼京線全部の場所で、平均的に痴漢が発生しているということではなく、どうやら詳しく見ていけばこのような場所のかたよりを発見することができます。

やはり痴漢が起こる原因は混んでいる場所のせいがあり、埼京線において痴漢対策となれば、なるべく空いている大崎寄りの車両を選択することです。

埼京線の女性専用車両は、一番大崎寄りの10号車にあり、もちろん痴漢対策として有効的な場所です。

 

②駅と駅のあいだが長い

さらに、埼京線の場合、駅と駅のあいだが長いから痴漢が起こりやすいことを指摘する専門家もいます。

赤羽~大崎では駅間距離が平均2.7キロもあるというのは、やはり山手線とは事情が違う電車です。

中央線でも、痴漢が起こる率が高いと言われていますが、同様にして駅間距離は平均2.9キロの場所があります。

駅と駅のあいだが長いから、犯人は性欲を抑えることができなくなって、犯罪行為をおこすことになってしまうのではないでしょうか。

実際にあらゆる電車を調査して、駅と駅のあいだが長い電車全部で痴漢率が高いということではありませんが、ここに激しく混雑している場所が大きく関与することになります。

ここで女性たちが対策として考えていかなければならないのは、混雑状況だけでなく、プラスαの要素についてもです。

 

2.痴漢が問われる罪

痴漢が多いのは、痴漢行為がどのような罪に問われるのかなかなか正確に把握出来ていない点にも理由がありそうです。

痴漢が迷惑条例で罰せられるものという認識が最近では多いですが、「強制わいせつ罪」に問われることもあります。

刑法の条文では、第百七十六条 十三歳以上の者に対し、暴行または脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。

十三歳未満の者に対して、わいせつな行為をした者も同様とするとあります。

暴行や脅迫をして、わいせつ行為を起こした人たちは、このような罪が問われることになります。そして、13歳未満の者に対してです。

 

電車という場所で、強制わいせつ罪が問われるケースは、相手を押さえつけて身動きが取れない状態にしてしまうことです。

悪質な痴漢に対しては、抑止力の意味ももたせてこちらの罪をおわせる可能性も非常に高いでしょう。

 

そして、夜道という場所で行われる痴漢行為も、女性に特別の恐怖感を与える場所なので強制わいせつ罪が問われるケースが多いと言います。

実際に、わいせつが何か法律のおいて詳しく説明されている訳ではありません。ですから解釈によって裁くということになりますが、

一般的には被害者の意志に反し身体を触ることをいい、衣服の上からという場合には軽い痴漢行為と見なされ、強制わいせつ罪が問われることはないでしょう。

強制わいせつ罪は6月以上10年以下の懲役ですが、相当悪質と見なされない限りは、執行猶予はつくでしょう。

 

①迷惑防止条例違反

一方で痴漢逮捕率が増えると同時に、迷惑防止条例違反の認知度もかなり高まったのではないでしょうか。

犯罪というものが、全部刑法の規定で行われているものと多くの人たちが思っているのではないでしょうか。

しかし、例えば盗撮というものに対して刑法では処罰出来ない問題を抱えています。それでは逮捕されず犯人を野放しということになりますよね。

現在処罰されるのは、「迷惑防止条例」の方でしょう。  迷惑防止条例とは条例のことであり、

それぞれの都道府県で制定をします。迷惑防止条例違反は生活の平穏保持を目的としています。

 

しかし、条例ゆえ痴漢に対して甘い判断を下していたところも、過去にはあったかもしれません。

以前比較的軽い痴漢に対して交番で訓戒を与えるために使われて、すぐに釈放されるパターンがほとんどでしたが、いまはもっと重い罰を与えるために迷惑防止条例も有効的に活用されています。

迷惑防止条例違反と強制わいせつ罪の違いは、法定刑に大きな違いにあります。

迷惑防止条例の場合、それぞれ都道府県の条例により違いはありますが、だいたい6ヶ月以下の懲役・または50万円以下の罰金です。

 

一方で強制わいせつ罪の場合は6ヶ月以上・10年以下の懲役で罰金刑がここにはありません。

間違いなく強制わいせつ罪のほうが、迷惑防止条例より重い刑が科せられる可能性が高いことになります。

罰金刑がないということは、略式罰金の余地も残されておらず、裁判所に行き裁判官の前にたち正式な裁判を受けることになります。

迷惑防止条例の場合は在宅起訴ということもあるでしょう。

 

②迷惑防止条例の改正 もっと強い効力を

強制わいせつ罪も、平成29年7月13日の改正があり、非親告罪となります。被害者の告訴がなくても検察官の判断により起訴できるようになりました。

被害者の告訴がなくても起訴される可能性も充分考えることができます。

迷惑防止条例の場合はもともと非親告罪なので、 被害者からの告発がなくても事件となり、捜査機関が捜査を進めて起訴されることがあります。

更に、東京都迷惑防止条例にも改正があり、盗撮行為の規制場所を拡大し、つきまとい行為等の行為類型が追加され、みだりにうろつくことも迷惑防止条例の対象となります。

つきまとい行為等の罰則も強化され、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に改正になりました。現在条例の効力も間違いなく犯罪減少に貢献しているはずです。

 

3.まとめ

いかがでしょうか。電車には監視カメラが設置されたり、法律改正などでより痴漢を撃退しようという動きが高まって来ています。

もともと犯人にあったのは痴漢に対しての罪の自覚のなさです。刑法で裁けないことをいいことにしていた傾向も過去見て取ることができます。

しかし、現在は違いしっかり条例の立場からも女性たちを守ってくれるでしょう。

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