美しさ+防犯が期待できる砂利について知っておきたいコト

泥棒といえば、抜き足差し足で音を立てないようにしながら歩くというイメージがあるのではないでしょうか。

そんな泥棒を防ぐ対策として注目されている「砂利」、メリットやデメリット、どういった注意点があるのかなどご紹介します。

防犯効果がある砂利

日本庭園といえば、白い砂利が敷かれ、所々に風情のある岩が置かれていて、松や竹、梅や桜といった木々が植えられているというイメージがあります。

雑草が見えず、白く映える砂利は、美しい庭を演出するだけでなく、実は、防犯の役にも立ってきました。

砂利を踏むと、どうしても音がします。音が出にくい直足袋をはいていたとしても、全く音がしないということはなく、庭を誰かが歩いているのがすぐわかります。

普通の庭用の砂利でも効果があるのですが、防犯効果を高めるために砂利の粒を大きくして、踏んだ時に76.5デシベル以上の音を出すようにした防犯砂利が市販されています。

防犯砂利の種類

防犯砂利は、原料によって、特徴や色、形状が様々なものがあります。

①ガラスを高温で溶かして、発泡させた砂利

発泡ガラスのため、軽くて扱いやすいです。原料がガラスで色のバリエーションも豊富で庭のデザインに合わせた色を選べます。

リサイクルガラスを使っていて、エコで安価というのも魅力です。マイナス面は、砕けやすく粉々になってしまいやすい点です。

砕けてしまうと、砂利としての役目を果たせなくなる、また、子供やペットがいる場合、安全面から不安があるという面もあります。

②瓦のリサイクル砂利

廃瓦を原料としているため、比較的安価な砂利です。瓦の特質で、透水性が高く、かつ、保水性に優れていて、雨に強いという特徴があります。重いので扱いにくいかもしれませんが、流されにくいという面もあります。

③レンガ素材の砂利

レンガ素材の砂利は、軽くて扱いやすいです。洋風のお庭であれば、花壇などとの相性も良く、雰囲気のある庭づくりができます。発泡ガラスほどではなくとも、砕けやすいというマイナス面があります。

④セラミック砂利

電柱などに使われている素材ですが、丈夫で砕けにくく、軽いけれども雨に流されにくいと、砂利として理想的な特徴があります。ただ、高価なのがネックです。

⑤溶岩など天然石の砂利

原料の石によって、軽さや価格に違いがあります。溶岩は軽いものの流されにくいという性質があります。

天然石ならではの風合いがあり、庭に敷いた際に違和感がなく、高級感があります。他の材料に比べると、音が控えめというのが、防犯砂利としてはマイナス面かもしれません。

防犯砂利のメリット

防犯砂利には、様々なメリットがあります。

  • 音が大きいので防犯に役立つ。
  • 色や形状が様々なものがあり、庭に趣をもたせられる。
  • エコ素材や天然素材など、予算などに合わせて選べる。
  • 素材によっては除草効果が期待できる。
  • 雨が降っても泥汚れがつきにくい。

防犯砂利のデメリット

防犯砂利にはデメリットもあります。

  • 音が大きいタイプの防犯砂利を隣家に近いところにまくと騒音苦情がくることがある。
  • 水はけが悪い素材の場合、排水が悪いところにまくと水たまり状になる。
  • 素材によっては砕けやすくメンテナンスが大変。
  • 落葉が多いところに敷いてしまうと掃除が大変。
  • 除草対策を狙うなら除草シートが必要。

防犯砂利をまく場所は?

防犯対策に効果がある場所にまきましょう。

①人目につきにくいところ

庭の死角になりやすい部分や塀の陰になる所、家の裏側、公道から玄関に入る小路が家の陰になっている場合など、人目が届きにくいところ。

②家に侵入しやすいところ

玄関、裏口、勝手口やリビングの窓など、外から侵入しやすい場所の周囲。

③他人に通ってほしくない所

お風呂場やトイレの外側など。

防犯砂利を使う際に気を付けたいポイント

防犯砂利を使う際に、トラブルになったり、面倒な事態になったりしないために気を付けたいポイントがあります。

防犯砂利をまいた後、やはりだめだったとなって、全面的に入れ替える場合には、不燃ごみでは出せず、産業廃棄物を同じ扱いになる自治体も多くなっています。処分にかかるコストと手間を考えると、まく前に考えてみることをお勧めします。

①砂利の音がトラブルやストレスにならないようにまく場所を考える

防犯砂利の音は、76.5デシベル以上です。どのくらいの音かというと、70デシベルが、騒々しい事務所内やすぐそばにいるセミの鳴き声くらいといわれています。

80デシベルになると、すぐそばを走る救急車のサイレンやパチンコ店内、走行中の電車内の音ぐらいだそうです。しかも、石と石やガラスとガラスがこすれる音は、かなり不快感の高い音になります。

こういった音が、人が通るたびにするということを考慮に入れて、防犯砂利をまく場所と量を決めましょう。

静かな環境が好ましい書斎や勉強部屋に面したところにまいてしまうと、家族や友人とはいえ人が歩くたびにうるさくて、ストレスが溜まってしまうかもしれません。

お隣のリビングなどに近いところにまいてしまった場合は、ご近所トラブルになるかもしれません。

②人通りを考えてまく量を決める

防犯砂利は、歩くとずれていきます。薄くまくとまばらになってしまい、防犯効果が期待できなくなってしまいます。そのため、3~5㎝くらいの高さになるようまくことが勧められています。

人通りの量が多いところは、厚めにまいておいた方がいいですが、あまり人通りがないところであれば、それほど厚くまく必要はないかもしれません。

③まく場所に向いた素材を選ぶ

防犯砂利の素材によっては、水はけが良いもの悪いものがあります。排水が悪いところには、水はけが良い素材がおすすめですし、風雨が強いお庭であれば重い素材でないと飛んでしまったり流されてしまったりします。

子供やペットがお庭で遊ぶのであれば、砕けにくい危険が少ないものの方がおすすめですが、見通しがききにくくあまり人が通らない所には大きな音が出て明るい色の防犯砂利がお勧めです。

④メンテナンスのしやすさを一考

防犯砂利は一度まいたらそのままずっと継続できるとは限りません。砕けてしまったら、取り除いて新しいものを入れなくてはなりません。

庭掃除の邪魔になることもあります。除草をしてから除草シートを敷いた後、防犯砂利をまくといった手間をかけないと除草効果が出ない場合があります。

落葉樹の下にまいた場合、落葉を掃き集めるたびに砂利を撒き直さなくてはいけない可能性があります。

参考サイト
生活110番
価格.com

執筆者:Moly編集部

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