窃盗の手口を知って所持品を泥棒から守ろう

  1. 防犯対策

刑法犯の7割以上を占める窃盗犯。家屋への侵入、電車内でのスリ、自転車泥棒、ホテルでの盗難など、その種類は多種多様です。

自分は大丈夫と思っていてもいつ被害に遭うか分かりません。彼らはどんな手口で窃盗をし、どんな被害を与えているのでしょうか。

スポンサードサーチ

窃盗にもたくさんの種類がある

一口に窃盗と言っても種類はさまざま。金品を奪うべく他人の家に入ったり、電車で寝ている人を狙ったりと卑劣です。

要するに他人のモノを盗む行為はすべて窃盗。10円や100円のお菓子を万引きしただけでももちろん犯罪です。被害額に関係なく、盗むこと自体が悪なのです。

なお、暴行や脅迫などの威圧行為が加われば強盗と呼び方が変わります。

窃盗の代表的な手口

平成29年版犯罪白書によると窃盗の手口は「侵入窃盗(10.6%)」「乗り物盗(37.6%)」「非侵入窃盗(1.0%)」と3種類に大別されます。

侵入窃盗のうちもっとも多いのが「空き巣」。乗り物盗では「自転車盗」、そして非侵入窃盗では「万引き」と続きます。

殺人や放火よりも発生件数の多い背景には、罪を犯しているという意識が希薄な点が関係しています。「見つからなければ平気」「慣れれば何度でもできる」、こうした考えが盗みのハードルを低めているのは間違いありません。その気になれば子供でもできてしまうため非常に問題です。

スポンサードサーチ

3つの「住宅侵入盗」に注意

きちんと鍵をかけているから泥棒は入れない、と油断していませんか?もちろん鍵締めは大切ですが、それだけでは完璧に泥棒をシャットアウトできません。

家人の留守を狙う「空き巣」、食事や入浴など家人が在宅中に侵入する「居空き」、就寝中を狙う「忍び込み」、盗み目的の犯行です。

玄関や窓、ベランダが侵入経路となるため、たとえ家人が「きちんと施錠した」と思っていても簡単に突破されてしまいます。

そしてその突破方法ですが、ベランダや窓においては「ガラス破り」。直接モノを当てて破壊したり、ライターと水を利用して温熱差で焼き破ったりなどが一般的です。

また玄関においてはピッキング(特殊工具を用いて鍵穴を破壊)、サムターン回し(ドライバーなどで内側のサムターンを解除)が一般的。

防犯ガラスや防犯ドアに交換していない限り、たとえどんなに鍵締めを徹底していても被害を食い止められません。いずれも古くからある侵入方法なので、名称くらいは知っているのではないでしょうか。

ひったくりの手口

窃盗の1つ・ひったくりについても紹介しましょう。

歩行中あるいは自転車に乗っている時、突如荷物を奪われてしまったという事件をときおり耳にします。

実はひったくりの被害者のうち、実に9割が女性(警察庁・平成20年の犯罪情勢より)。男性に比べて力が弱い上、バッグを持っていることからターゲットにされやすいのです。

また「バッグを車道側に持っている」「スマホを操作中や通話中のいわゆる『ながら歩き』をしている」「自転車の前かごに防犯ネットをかけていない」といった特徴も多く、警察が注意を呼び掛けています。

中には突き飛ばしたり自転車ごと引きずったりしてまで強奪する悪質なケースも。ひったくりは非常に恐ろしい行為です。

スポンサードサーチ

スリの手口

海外と比べれば日本ではスリ被害はごく少数なんじゃないの?と思うなかれ。確かに海外ほど多発してはいませんが、駅や電車内、祭りやイベントなどで頻発しています。

手口は

①カバンを刃物で切って抜きとる
②混雑した車内で対象者に近づき、ぶつかったと見せかけてポケットから抜きとる
③泥酔者のカバンやポケットから抜きとる
④対象のすぐ近くに荷物を置き、間違えたと見せかけて相手の荷物ごと奪う

などが一般的。

特に注意すべきは日常的に電車を利用している人です。混雑していて身動きも取れない状況であってもスリ犯にとっては関係なく、いとも簡単に財布などを奪われてしまいます。

スリ犯の目的は現金の入手だけとは限りません。財布に入ったクレジットカードや保険証などが悪用されるおそれもあります。

酔って電車内や路上で寝ている人も同様に注意。荷物をその辺に放り出しているのはもちろん、たとえ抱えて眠っていても盗難被害に遭うからです。声をかけても揺り動かしても目を覚まさないと判断されれば、盗られるのはほんの一瞬。

電車内、駅のホーム、駅周辺などは特に注意しましょう。

ホテルでの盗難にも注意

出張や旅行で使う機会の多いホテルですが、窃盗犯はここにも潜んでいます。古いホテルでは未だにドアノブの中に鍵穴のあるタイプを採用しており、一般宅同様サムターン回しやピッキングによる被害に遭いやすくなります。

カードキーの場合も安心とは言えません。針金を使えば簡単に解除できるため、カードそのものが無くても侵入可能なのです。

貴重品を室内に残したまま外出する人は特に注意。ホテルにはたいて金庫が用意されていますが、そちらも犯人の手にかかれば簡単に突破されてしまいます。

また同様の手口で就寝中に忍び込まれるおそれもあります。ぐっすり眠っていれば侵入にもちろん気付かず、荷物など貴重品をごっそり奪われかねません。

外出時は貴重品を常に身に着ける、また外出時および就寝時はフロントに預けるなどして自衛しましょう。

スポンサードサーチ

自転車盗の手口

自転車泥棒は高級自転車であろうとなかろうと犯行を重ねます。

歩くのが疲れてその辺に止めてあった自転車を失敬する例もありますが、廃品業者を装って堂々と盗んでいく組織的犯行も少なくありません。

複数台をまとめて運ぶためにトラックを使用し、早朝のマンションにて犯行に及ぶケースが目立ちます。

奪った自転車は解体して東南アジアなどに輸出するため、たとえサビて汚らしくても結構な高値になるのだとか。

子供用大人用関係なく物色しては、さも廃品回収であるかのように平然とトラックに積み込むのが彼らのやり方。マンション敷地内で住人と遭遇すれば普通に挨拶するため、傍から見れば不審者には見えません。

何重にもワイヤーロックを取りつけていようが、彼らの前ではほぼ意味をなさないのです。
昨晩まであったはずの自転車が消えていたら、盗難に遭ったと考えていいでしょう。

知り合いや同僚が犯人の可能性も

まさか友人や同僚が盗みを犯すなんてと思うかもしれません。ですが親しい間柄を利用して物を盗む手口は実際に存在しています。

たとえば社宅での犯行。合鍵を作って忍び込まれれば防ぎようがありません。合鍵の作成には鍵そのものは必要なく、識別番号さえ判明すれば事足りてしまいます。

鍵をなくしたことがある人は要注意。幸い鍵は戻ってきても鍵番号が知られている可能性があります。

社宅と言えどそこに住まうのは赤の他人。いくらかの顔なじみがいたとしても信用に足る人物ばかりとは限りません。

鍵の扱いには十分注意し、万一部屋に入られても被害を最小限に抑えるべく、貴重品を残さないなどの対策が必要です。

まとめ

窃盗の手口は多種多様。犯人は何としてでも盗みたい訳ですから、相手を負傷させることも厭いません。

自分は大丈夫だからと油断せず、いつどこで盗難に遭うか注意すべきです。お金であれば必要以上に大金を持ち歩かない、高価な物品であれば専門業者に預けるなどして窃盗犯を喜ばせない工夫が必要です。

日本は外国より治安が良いなどと言われますが、軽重問わず窃盗が発生している以上安全ではありません。盗まれてからでは遅いので、日々防犯意識を持って生活したいものです。

執筆者:Moly編集部

女性のための完全防犯マニュアルを見る

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。