自治会が行う防犯対策の効果は?

  1. 防犯対策

始めて一人暮らしをする女性にとって、防犯というのは非常に大きな問題であり、それに対する対策は大きな課題であるといえます。

そんな防犯対策を考えるにあたって、大きなプラスとなるのは、犯罪の少ない地域で暮らすということ。しかし個人の努力や警察の尽力だけで地域の治安は維持できません。

そこで登場するのが自治会など地域住民が行う防犯対策です。そんな地域住民の防犯対策がどのようなものか? そすてどんな効果をもたらすのかを調べてみました。

 

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自治会が行う防犯対策の一例

自治会など地域住民が行う防犯対策に関して調べてみると、やはり一番多いのが防犯パトロールです。

これなら特別な道具も経験も資格も必要なく、誰でもすぐに参加できるため、実施している自治会が多いのでしょう。

実際の防犯パトロールはどのようにして行われているのでしょう? 防犯パトロールは大きく分けて2つに分けられます。ひとつは個人的に行う防犯パトロール。

これは日常生活の中で自然と行うもので、例えば犬の散歩に行くとき、お子さんを幼稚園に迎えに行くとき、買い物に行くときなどに行うものです。行うと言っても何かをするわけではなく、「防犯パトロール中」と書かれたタスキをかけて行ったり、自転車のカゴに同様の表示をして行動したりするだけです。

一般の方から見たら何の効果もないように思えますが、犯罪を企てている人間から見れば、これだけであまりいい気分がするものではありません。

もうひとつは集団でコースや時間を決めて行う防犯パトロールです。多くは3名ほどのグループで街を歩くという活動になり、大きな犯罪抑制効果が期待できます。

この集団で行うパトロールに関しては、地元の警察と連携して行うという特徴があります。

警察から地域で起きた犯罪の情報を提供してもらい、犯罪があった場所や時間を特定。その情報を基に効果的なパトロールルートを考えて活動を行います。実際に犯罪があった場所を重点的に見回ることで、同じような犯行が行われることを抑制する効果が期待できるわけです。

 

防犯対策にもつながるその他の活動

自治会の防犯パトロール隊の活動には、直接防犯対策に繋がらないような活動も含まれているケースもあります。

まずは地域住民に対する挨拶運動です。単にすれ違う人に挨拶するだけの行動ですが、これが防犯に繋がっています。

地域住民同士の挨拶は特に珍しいものではありませんが、特に都会といわれる地域では、近所との関係が希薄になりつつあります。犯罪を企てる者もその前提で考えていますが、そんな地域で住人同士が仲良く挨拶をしているのを見れば、それだけで警戒をします。

しかもそんな防犯パトロール隊に挨拶をされたら、顔を見られたということでその地域での犯行は諦める可能性が高くなります。

また、この挨拶活動を日々続けることで、地域の住人同氏が顔見知りとなり、見覚えのない人物の特定がしやすくなるという効果もあります。

他にも町内の清掃活動を行う団体もあります。一見防犯とは関係がないようにも思えますが、この活動も間接的の防犯対策となっていると考えられます。

新潮新書より発行されている書籍『犯罪者はどこに目をつけているか?』(著:清永賢二・清永奈穂)は多くの犯罪者にインタビューをしていますが、そこで空き巣など侵入窃盗を行う犯罪者が目を付けるポイントとして挙げているのが「家の周りが清潔かどうか」ということだといいます。

家の周りが汚れている、ゴミが散らかっている、庭に雑草が生い茂っているような家は、そもそもすべてにおいて管理がずさんであり、犯罪者が仕事を行いやすいそうです。これは地域全体にも言えることで、地域が清潔に保たれていると、それだけで地域住民が細部まで気を遣っており仕事がしにくいと感じる傾向があるようです。

防犯パトロールをしながらゴミを拾ったり、ごみ置き場を片付けたりすることで、街を清潔に保ち、犯罪者を近づけにくい環境を作り出しているわけです。

 

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実際に目に見える防犯効果

では、実際に自治会によるこういった活動が、どの程度犯罪抑制に効果があるかを見てみましょう。

埼玉県が発表している数値では、平成16年の犯罪認知件数が181,350件でしたが、平成29年では同件数が63,383件と約63%減少。このすべてが自治会による防犯対策の効果とは言いませんが、犯罪抑制の原動力の一つとなっているのは間違いありません。

これは埼玉県が特別というわけではなく、各都道府県、市区町村において一定の防犯効果が出ているというのが現状です。

実家を出て、故郷とは違う町で一人暮らしを始めるということは、その新しい街の一員となることです。

もちろん自身が犯罪被害に遭わないように対策するのが大前提ですが、同時にその地域の防犯のために活動することも地域の住民として重要なことになります。

とはいえ、何か特別なことをする必要はありません。例えばご近所の方と挨拶をする、ゴミ出しはルールを守り、適切に行うなど、むしろ当たり前なことを当たり前に行うことが、広い意味での防犯に繋がります。

こうした当たり前を積み重ねることで、その街では犯罪が起こりにくくなり、犯罪が少ないと分かれば、一人暮らしはもちろん子供のいる家庭など住人が増え、さらに町は安全に暮らせるようになっていきます。

自分ひとりの力で何かが変わるなんてことはない、そんな考え方ではなく、一人一人が責任をもって当たり前に生活することで、自身の安全も手に入れるように心がけましょう。

Moly編集部

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