サムターン回しって何? 侵入窃盗から身を守る防犯対策

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留守宅を狙う侵入窃盗事件が多く発生する中、その方法としてサムターン回しというのがあります。サムターンと聞いても特に若い女性はピンとくる人は少ないかもしれません。ここではサムターンについての基礎知識を始め、サムターン回しとその防犯対策についてご紹介していきます。

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侵入窃盗の現状とその手口

過去3年、年間平均約10万件もの犯罪が起きていますが、留守宅を狙う侵入窃盗事件はどのくらい起きているのでしょうか。次のグラフをご覧ください。

侵入窃盗認知件数

(警察庁ホームページ「住まいる防犯110番」)より

このグラフを見ると年々その数は減っては来ています。しかし具体的な数でいうと平成27年は86,373件、平成28年は76,477件、そして平成29年は 73,122件の侵入窃盗事件が起きており計算すると1日に約200件もの事件が起きていることになるのです。侵入窃盗犯の侵入手口はいくつかあります。主な手口は次の通りです。

ガラス破り
② ドアのこじ破り
③ ピッキング
④ カム送り解錠
⑤ サムターン回し

このように侵入手口は様々ありますが、次項からサムターン回しについて詳しくご紹介していきます。

サムターンの基礎知識

サムターンと聞いてもあまりピンとくる人はいないかもしれません。通常ドアにはかぎ穴があると思いますが、室内側のカギ穴の裏にあたる位置につまみがありますよね。そのつまみのことをサムターンと言います。語源はサムが親指、ターンが回すという意味から来ているようです。サムターンにも種類があり次のようなものがあります。

標準型サムターン

これはつまんで回すだけで開けられる、いわばどこにでもある標準的なサムターンになります。

着脱式サムターン

このタイプはつまみが外せるサムターンになります。取り外しが出来る事によって外から回すことができず防犯性が高まります。

空転式サムターン

このサムターンは外から操作をしても空転して開錠できないタイプとなります。色々な種類があるようですが、例えばつまみを押し込んでしか回せないものがあり外から工具で回すことが難しく防犯性が高いサムターンとなっています。

偏荷重サムターン

これは偏荷重がかかるとつまみが回らない仕組みのサムターンになります。ようは1か所に力が入ると回らず、つまみ全体に均等に力が加わらないと回りません。これも工具で回そうとしても回らないので防犯性が高いサムターンと言われています。

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サムターン回しとその防犯対策

サムターン回しは侵入窃盗犯による住宅への侵入方法の1つですが、具体的に説明すると主に次の4通りとなります。

ドアに穴を開ける方法

サムターン回しで1番多いのがこの方法になります。これは鍵穴の横あたりにドリルなどで穴を開け、そこから特殊な工具を差し込んで内部のサムターンを回して開錠する方法です。大体の玄関のドアは電動ドリルの場合20秒もあれば穴が開いてしまい、カギの開錠まで2分もあれば完了してしまいます。

ドアスコープを外す方法

ドアスコープというのは外側から以外と簡単に外せてしまう物が多くあります。そのドアスコープを外しそこから長い針金状の特殊な工具を入れて、手の感覚だけで内部のサムターンを回します。慣れれば1分もかからずにサムターンを回せることができ、簡単に内部に侵入されてしまいます。

ドアと壁の隙間から開ける方法

これはドアと壁の隙間から特殊な工具を入れて、内部のサムターンに工具を引っかけて回す手口になります。この場合一見すると何も痕跡が残らないために被害に遭っても気づきにくく、ドリルの次いで最近増加している方法です。また慣れた人の場合は5秒程度で開錠出来てしまうために、侵入犯は敢えてドアと壁に隙間がある家を狙うそうです。

郵便受けから開ける方法

この方法はアパートやマンションに良くある玄関のドアに、郵便受けが付いているタイプが狙われます。ドアの郵便受けをバールなどで壊して、直接手を突っ込んで内部のサムターンを開ける大胆な手口となります。

サムターン回しを防ぐ防犯対策

このサムターン回しは、技術は要りますが意外と簡単に習得できる技術となりこれからさらに増えるのではないかと懸念されています。ここからはサムターン回しを防ぐ防犯対策をいくつかご紹介していきます。

サムターンカバーを付ける

これは誰でも簡単にしかもお手軽にできる防犯対策です。ホームセンターなどで種類も豊富に売っているサムターンカバーを自宅のサムターンに取り付ける事で外部からのサムターン回しを防ぎます。しかし最近では曲線状の特殊工具が出回っているために、完全に防ぎ切れるとは言えないかもしれません。

サムターンに補助錠をつける

サムターン自体に補助錠をつけることによって、ツマミを回すだけでは開錠出来ないようにします。これも様々な種類がありますので自分に合ったものを選べます。

防犯サムターンに取りかえる

これは少々手間と料金がかかりますが、サムターン自体を防犯仕様に取り換える方法です。上記の〈サムターンの基礎知識〉で紹介した「標準のサムターン」以外はみな防犯のサムターンになりますので、いずれかに取り換えることでサムターン回しを防ぎます。

侵入窃盗を防ぐその他の対策

これまでサムターン回しについて様々ご紹介してきましたが、侵入窃盗自体を防ぐにはサムターン回しを防ぐだけでは足りません。ここからは侵入窃盗自体を防ぐ防犯対策をご紹介していきます。

窓の防犯対策を徹底する

実は侵入窃盗犯が侵入する方法として、窓からの侵入方法が多いというデータがあります。自宅の中で侵入されやすいと窓に補助錠を付けたり、割られてしまわないように防犯フィルムを貼ったりして、対策をすることが大切となります。

侵入犯に留守だとわからせない対策をする

1人暮らしの場合は、朝出かける時にどこかの電気を1つ付けて出かけるだけで防犯対策になります。また郵便受けに郵便物が溜まっていると留守だとわかってしまうので頻繁に出しましょう。さらにインターホンに録画機能を付けたり、家の電話がある場合は携帯電話に転送できるようにすることも、よい防犯対策になります。

防犯意識を常に持つ

どんなに形だけ防犯対策をしようとも、常に防犯意識を持っていなければいつか隙が生まれて侵入窃盗の被害に遭いやすくなります。過剰に心配することはありませんが、いついかなる時でも被害に遭う可能性があるという意識を持ち、出来る限りの防犯対策をすることが大切です。

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まとめ

実は侵入窃盗犯の侵入方法で1番多い方法はカギの無締りとなり続いて窓のガラス破りが多い方法となっています。これはどういう事かというと防犯の基本であるカギの戸締りを徹底すれば、多くの侵入窃盗を防げると言うことになるのです。1人1人が油断なくカギの戸締りを徹底し、出来る範囲での防犯対策をしてよりよい安全な生活を送っていきましょう。

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