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飲みの席では気をつけろ!女性を狙う「レイプドラッグ」の実態と防犯対策

2017年、ジャーナリストの女性が元TBSワシントン支局長の男性から、レイプドラッグの被害を告発する本が出版され、世間を騒がせる大きな話題となりました。
日本ではあまり聞き慣れない「レイプドラッグ」。これは一体どんな犯罪なのか、今回はその実態と防犯対策についてご紹介します。

「レイプドラッグ」とは?

「レイプドラッグ」とは食べ物や飲み物に薬を混入させて、服用した相手の意識や抵抗力を奪い、性的暴行をするために使われる薬物のことをいいます。

「デートレイプドラッグ」とも呼ばれていて、主に使用される薬が睡眠導入剤です。
そのなかでも「フルニトラゼパム」という薬はレイプドラッグとして知られていて、アメリカでは海外旅行で持ち込もうとすると罰せられる恐れがある危険な薬です。
この他にも「GHB」と呼ばれる幻覚剤や、向精神薬として日本でも処方されている「ロヒプノール」という薬も使われています。

これらの薬をアルコールに混入させると、コップ1杯程度で記憶や意識がなくなります。薬だから味で気づくはずと思いがちですが、酔っている状況やアルコール自体に味があるため気づきにくいようです。

日本におけるレイプドラッグの現状

警察庁によると、日本で起きている睡眠導入剤などの薬物使用が疑われる性犯罪の摘発件数は、平成27年と28年で30件程度、平成29年度には85件と急増したと発表されました。
しかし、実際はもっと多くの被害が出ているはずです。ではなぜ摘発されないのでしょうか。それは、「立証が難しい」ということが背景にあるからです。
薬が原因でそのときの記憶や意識があいまいになるため、被害者は明確な証言ができません

逆に記憶が鮮明だと警察から「断われたのではないか」と言われ、消極的になってしまいます。また記憶がないため、被害にあったこと自体に気づいていなかったり、薬を飲まされたという自覚がない人もいるようです。

日本では「レイプドラッグ」を使った犯罪の正確なデータがなく、認知度も低いためこのような状況が起きているのでしょう。
レイプドラッグの被害者と加害者は、初対面ではなく顔見知りによる犯行が多い傾向です。近年ではSNSや出会い系、婚活サイトを悪用したケースも増えてきています。

犯罪ケース

急増している「レイプドラッグ」。防犯のためにも、どんな事件が起きているのかを知り、勉強していきましょう。

ケース① 会社の上司から飲まされる

被害女性は会社の男性上司3人と同僚女性で飲んでいました。途中で意識を失った女性が目を覚ますと、ラブホテルで男性上司2人からレイプされていることに気づきます。

翌日、病院を受診し警察にも被害届を出したそうです。レイプドラッグの可能性を訴えましたが、病院も警察も薬物検査をしてくれませんでした。
この事件は4年かけて民事裁判で勝利判決を得ました。しかし、初めは犯行を認め謝罪していた上司たちも、会社が弁護士をつけると態度が一転し、女性が誘ったと作り話を提出していました。会社では社内全員に「被害女性は仕事もだらしない」といった内容の意見書を書かせて提出していたそうです。

ケース② 会社の関係先で昼間から…

レイプドラッグは飲みの席で行われることが多いですが、この事件は昼間に起きました。
被害女性はWEB関係の仕事に勤めていて、加害者が経営する土木関連会社に打ち合わせで訪れます。オフィス兼自宅の戸建てに奥さんと2人で暮らしていた加害者。
女性は応接室で出された、冷たいコーヒー牛乳を飲みました。途中、来客があり加害者が席を離れた間に、女性は意識がフワフワとしてきて、戻ってきた加害者により、車へと連れられました。気がつくとラブホテルの前に到着し、そのまま部屋に引きずり込まれレイプされてしまいます。解放された女性は、会社の上司と同僚と共に警察署へ向かい、尿の薬物検査を調べてもらいました。
その結果、2種類の睡眠薬と覚せい剤の反応が出て、このとき用いられたレイプドラッグは、即効性のあるタイプとゆっくり長く効果が持続するタイプが調合されていました。
加害者は初めから薬を使用するつもりだったようで、覚せい剤はホテルでの性行為中に陰部に塗ったと供述しています。
この事件は2年かけて加害者に懲役5年の実刑判決を下しました。ケース①よりも早い判決になった要因として、「事件直後に薬物検査をしたこと」。そして「被害女性はホテルの部屋から出る際に、アメニティグッズを持ち去ったこと」が挙げられます。

レイプドラッグの被害はこの他にも、婚活アプリで知り合った男性からという事例もありました。必ずしも知り合いだから安全とは限らないのが現状です。

もし、被害に遭ったら…

では、もしあなたが被害に遭ってしまったら、まず何をすればいいのでしょうか。
レイプドラッグで使用されるものは、ほとんどが短時間で体内から排泄されてしまいます。日数でいうと2~3日くらいです。
薬を飲まされた症状として
・記憶がない
・記憶が途切れ途切れであいまい
・体が思うように動かない
・だるい、重い
・気持ち悪い
・急に耐えられないほどの眠気が襲ってきた
・酔いの回りが早かった

といったものが挙げられます。

こういった症状を感じたら、すぐに警察もしくは医療機関へ行き薬物検査をしてもらいましょう。検証のために衣服はなるべくそのままにして、排泄もしないほうがいいです。
時間が経ってしまうと証明できない可能性が高いので、警察への届け出をためらっていても、尿やそのときの衣服だけでも残しておきましょう。

レイプドラッグ防犯対策4ポイント

被害に遭わないためには、皆さん自身にも、防犯意識と対策が必要です。
・あやしいものは飲まない食べない
あやしそうなものは口に入れないの適切です。
・飲み物は自分で確保
自分以外から用意されたものは危険です。必ず自分自身で注文と受け取りをしましょう。
・席を離れるときは飲み物を飲みきる
席を離れた隙に薬を入れられる可能性があるので、飲みきりましょう。飲み残しは飲まないほうがいいです。
・飲み過ぎない
いくら楽しい席だからといっても飲み過ぎは注意です。自制しましょう。
・SNSや出会い系、婚活サイトで知り合った男性と飲むときは気をつける
全ての人がそうだとは言い切れませんが、レイプドラッグを目的に近寄る人もいるので油断禁物です!

レイプドラッグに対する取り組み

被害が増えてきている性犯罪の取り組みとして、警察や政府といった様々な施設で支援が始まっています。
・レイプドラッグなどの性犯罪被害の相談電話共通番号「#8103」
最寄りの都道府県の相談電話窓口に繋がります。状況によっては医療機関の紹介を受けたり、医療費の公費負担などの制度が利用可能です。
・性犯罪性暴力被害者のためのワンストップ支援センター
こちらも相談窓口で、産婦人科やカウンセリング、法律相談などの専門機関と連携しています。もし、性犯罪で何か相談したいことがあれば、1度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

「レイプドラッグ」の危険性、おわかりいただけましたか?
被害に遭わないためには、あやしいものは飲まない食べない・飲み物は自分で確保・席を離れるときは飲み物を飲みきる・飲み過ぎない・SNSや出会い系、婚活サイトで知り合った人には気をつけるですよ!

女性のための完全防犯マニュアル

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